PDFには以下のようなセキュリティー機能があります。
使用するPDF作成ソフトにより利用できるセキュリティ機能は異なりますので、ソフトウエア購入時にはご注意ください。
機能 | セキュリティ機能概要 |
---|---|
閲覧制限![]() | PDFを開くときにパスワードを要求する機能 |
印刷制限![]() | PDFの印刷を禁止する機能 |
コピー制限![]() | PDF内の文書をコピー制限する機能 |
編集制限![]() | PDFの編集を制限する機能 |
暗号方式![]() | PDFファイルを機械的に読み取りできないよう暗号化する機能 |
PDFを開く時に以下のようなパスワードを要求するようにすることができます。
パスワード要求の設定を行った場合はPDFが暗号化し作成されます。
(使用するPDF作成ソフトによっては機能が無い場合があります)
サンプル | ![]() |
---|---|
開くパスワード「cmanjp」 |
PDFを印刷できないように制限することができます。
ただし、スクリーンショットなどは防げませんので現実的には印刷される可能性もあります。
制限を設けることで、一定の抑止効果が期待できます。
(使用するPDF作成ソフトによっては機能が無い場合があります)
印刷制限を行うと以下のように「印刷」が選択できなくなります。
ブラウザ表示では「印刷」が無視される場合があります。
サンプル | ![]() |
---|
PDF内の文字や画像をコピー(右クリックやCtrl+C)できないように制限することができます。
ただし、スクリーンショットなどは防げませんのでコピーされる可能性もあります。
制限を設けることで、一定の抑止効果が期待できます。
(使用するPDF作成ソフトによっては機能が無い場合があります)
コピー制限を行うと以下のような「コピー」が選択できなくなります。
サンプル | ![]() |
---|
PDFはPDF編集ソフトで編集することが可能です。
契約書や見積もり・請求書など編集(改ざん)されると困るPDFには編集制限を行う事ができます。
(使用するPDF作成ソフトによっては機能が無い場合があります)
以下はPDF編集ソフトでも編集することができません。
サンプル | ![]() |
---|
上記のようなPDFセキュリティ設定を行うとPDFが暗号化されます。
暗号化されたPDFは外部(PDF解析ソフトや検索エンジンなど)から読み取りできないようになります。
暗号化方式には種類があり、最新の暗号化方式を使用することで強度が向上されます。
暗号化方式によりPDFバージョンが異なり、PDFを参照できるReaderバージョンも異なりますのでご注意ください。
(使用するPDF作成ソフトによっては機能が無い場合があります)
暗号化方式 | PDFバージョン | 暗号化の強度 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.0 | 1.1 | 1.2 | 1.3 | 1.4 | 1.5 | 1.6 | 1.7 | ||
40Bit RC4 | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 弱 |
128Bit RC4 | - | - | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | 中弱 |
128Bit AES | - | - | - | - | - | - | ○ | ○ | 中強 |
256Bit AES | - | - | - | - | - | - | - | ○ (*1) | 強 |
(*1)PDFバージョン1.7 Level3(Adobe Reader9.0)以上で開くことが可能 |
暗号化方式 | 40Bit RC4 | 128Bit RC4 | 128Bit AES | 256Bit AES |
---|---|---|---|---|
サンプル | ![]() Size:31KB |
![]() Size:31KB |
![]() Size:32KB |
![]() Size:32KB |
Adobe Reader で開いた場合 ![]() |
ブラウザで開いた場合 ![]() |
![]() |
|
![]() 「詳細を表示...」で以下のような詳細情報が表示されます ![]() |